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(2)
 ウサギは「すみません。」と言いました。そして鳥は歌うのをやめました。
「あなたの歌はとてもきれいですね。その歌の名前は何といいますか。」
「どうもありがとう。この歌は『冷たい川』と呼ばれています。もっと聞きたいですか。」
「はい!」
 それで、その鳥はウサギにいろいろな歌を聞かせてあげました。鳥は歌いながら、歌によって違うダンスをしました。例えば、「山の熱い火」という歌を歌ったときは、熱心なダンスをしました。その鳥はダンスも歌も上手で、ウサギは見ることが止められないぐらいでした。それですぐ遅くなってしまいました。
 鳥は「暗くならないうちに、私の森に帰らなければならないですよ。」と説明しました。「もし私の歌がもっと聞きたければ、今一緒に行きましょう。」